栃について
栃は、トチノキ科トチノキ属です。北海道、本州、四国、九州に自生します。特に、東北地方や北海道南部に多く、また、中国にも分布します。気乾比重は0.53です。
辺心材の変わり目がはっきりとしており、辺材は乳白色でも少し濁った色のモノや絹のような透き通った白色のモノもあります。芯材は淡いピンク色のモノや赤みがかった強い色のものまで様々です。中に縮杢や虎杢と呼ばれる輝きを放つ栃の木は近年非常に人気が高く、価格も高騰しています。
木質はやや軽軟で加工は容易ですが乾燥が不十分だと狂いやすい木材です。家具材、建築材、器具材、楽器材、椀や盆などの刳物、彫刻材などに用いられます。特に、縮杢が現れたものは茶道具や工芸材料として珍重されています。近年では非常に人気材になっており、価格も高騰して簡単には手に入りにくい材と言えます。
栃の一枚板
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