楠(クス)について
楠(くす)は、クスノキ科ニッケイ属で、生息地としては、台湾・中国・ベトナムなどの温かい地域で、それらの地域から日本に入ってきました。気乾比重は約0.52です。
木材としては中程度の重さとなり、加工がしやすい部類です。辺材は、白っぽい色から黄褐色、心材は、紅色から暗赤色のように大きなコントラストを持つ木材でナチュラルな雰囲気は合わせるお部屋を選びません。なかでも、縮杢と呼ばれるキラキラする杢が多く入る板はとても存在感があります。
楠から採れる成分を樟脳と呼び、昔の家屋にあったようなタンスや引き出しを開けると、フワッと香る独特の香りの正体が樟脳です。樟脳は血行促進作用や鎮痛作用、消炎作用があり薬として用いられています。大きな木材が採れて、樟脳が持つ独特の匂いによって高い防虫性を兼ね備えている楠が使用された歴史は古く、飛鳥時代には、仏像材として使用されていました。
楠(クス)の一枚板
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